いなかねこ夫婦です。いなか暮らしに向けてあれこれ動いています。
こちらは家づくりの回顧録です。
いなかねこ夫婦が選んだ屋根天井について、機能とデザインの話をします。
壁の通気について以前に書きましたが、屋根天井もしかりで、通気しっかりしておきたいなと思いまして、取り入れたのは、2点。標準だったアスファルトルーフィングシートから、透湿性ルーフィングシートへ変更すること、野地板の合板を杉板に変えることでした。杉板の方が合板より湿気を通しやすいのです。杉板は木の収縮によって板材の隙間がうまれ易く、通気してしまうんですよ。それに節穴ありですよ、スースー通気です。
これ、杉板の天井。
杉板がはられた後の内側からの眺めは綺麗な木目です。まだ屋根材も載っていない段階なので、ところどころ、節穴から光が漏れています。わかりますかね…味があるでしょ。
この上にタイベックシートつけて、ウレタン吹付けしてしまうので、杉板の眺めとはお別れです。もったいない限りですね。
杉板は合板に比べ幅が狭いため、施工には少々手間がかかるようです。工数アップの予算は知らないです。
ルーフィングの上は屋根材を載せる細い板材があります。少し溝穴があって雨水が流れるようになっています。
屋根材は、グリーン色の瓦に。
実際にはオリーブ色のような、グレーにも見えるものでした。
瓦がいいというのは、当初からの希望で、揺るがなかったので、標準のガルバリウムからの変更ということになり、100万円ほどアップしたでしょうか。
色はかなり悩みましたけど、グリーンです。
屋根形状は二転三転し、切妻か、寄棟か、で結局、寄棟屋根にしました。
寄棟屋根にすると少しモダンになるかな〜
費用に差は余りなかったです。
寄棟屋根にすると屋根の面積増えるけれど、切妻屋根にすると壁の面積増えますから。
屋根勾配は五寸にしました。四寸か五寸で悩みました。もっと勾配が緩やかだと、シャープでカッコいい家になるんじゃないかと思うけれど。
急勾配は、雨水の流れを作り、屋根裏の空間によって断熱効果を上げるし、そして天井を高く取れるというメリットがあります。
五寸の屋根って、大きく広くなります。
ほらそう、いなかねこ夫婦の家は平屋です。
上棟の日に見た大屋根、木のステキな見惚れる屋根でした。
工務店の方も、大きい…とため息つく、大きさでした。
その日のうちに屋根はブルーシートで養生され、見納めです。