いなかねこ、アラフィフ夫婦。田舎暮らし目指して、奮闘しています。
田舎に家を建てました。
アラフィフ夫婦の目覚めは早くなっています。
田舎の家では、ベッドでうだうだと二度寝もせず、一旦起きるようになりました。
なぜかって?
鑑賞したいものがあるんです。
早朝は霧が出て、露滴り(したたる)、静かで幻想的なのです。
運がよければ、霧の中に鹿がいたりして、また神秘的。
まるで、もののけ、シシ神様。
窓辺で気配を消しながら覗き見ることが大切です。
幻想夢中。
そんな中、ああ、湿気ってる…
なんて夢から現実に戻ってしまう、いなかねこ夫婦。
新築の初めての梅雨の湿気に悩まされていますからね。
ガラリからの湿度80%の空気が室内に入るんです。
霧が出て素敵なんて言ってられないでしょう。
でもね、いや待てよ…
朝に霧が出てもくもくしてると湿っけてるの?
これ、違うよね。
この霧の示すものって・・・
湿度計の数字の示すものって・・・
何だっけ。習ったよ~な。
■湿気は水蒸気、湿度は水蒸気量と飽和水蒸気量の関係
幻想的な霧、きらめく露。
これは空気中に含まれていた水蒸気が飽和水蒸気量を超えたため、あふれ出た現象、だった。
霧、
露、
だけでないですよ。
室内の窓で起こった結露もまさしく同じものです。
飽和水蒸気量…中学生の理科の内容、アラフィフ夫婦はおさらいが必要のようです。
■湿度ってマヤカシ
湿度計、除湿機の示す湿度というのは、その時の温度での湿度を表しています。
当然ですが。
湿度は温度によって変化します。
一定量の空気の中に含まれる水蒸気量が湿度なのですが、空気中に含むことのできる水蒸気量が温度によって変わってくるということです。具体的には温度が高くなれば高くなるほど、空気中に含むことのできる水蒸気量が増えます。
一定量の空気中に含むことのできる最大水蒸気量、これを飽和水蒸気量と呼んでます。空気は常に最大の水蒸気を含んでいるわけでなく、増えたり減ったりしているわけで、これを湿度で表します。
簡単に数式にしたらこうなるでしょう。相対湿度って言います。
湿度%=(水蒸気量)/(飽和水蒸気量) *100
昼間気温が上がると飽和水蒸気量が大きくなって、つまり空気中に含むことのできる水分量が増える…
が、夜に気温が下がると飽和水蒸気量が小さくなるわけで、蓄える水分が減るため、
あふれて露になって現れるんですね。
最近でいうと、昼に最高気温が30℃になった日、
飽和水蒸気量=30.41g/m3 (立方メートル) *計算サイトより
この時湿度計がだいたい60%を示していたので、
18.25gの水蒸気が空気1立方メートルに含まれているということに。
次の日の朝、気温は18℃まで下がりました。
飽和水蒸気量=15.4g/m3 (立方メートル)
最大で15.4gの水蒸気が空気に含むことができる、
だけど、日中に18.25gの水蒸気が含まれていたので、
その差2.85gの水蒸気が空気から溢れ出て、霧や露の水になって出てきたって訳。
昼間に空気中に蓄えられた水蒸気、それが早朝に幻想的雰囲気を出してくれている・・ふむ。
■基礎の湿度は幻想か?
ガラリの上に湿度計置いて、湿度が高いって騒いだあの時、
温度19℃、湿度80%って数字。
飽和水蒸気量は16.3g/m3
湿度80%ということは13g/m3の水蒸気を含むってこと。
そして、同時期、
室温、テーブル上の、湿度計は22℃、湿度67%って数字。
飽和水蒸気量は19.46g/m3
湿度67%ということは13g/m3の水蒸気を含むってこと。
おなじじゃーん。
まあ室内もガラリ上も常に変遷しているので、ちゃんとデータを積み重ねたいところですが、近似してることがわかりました。
そりゃ、基礎から室内つながってるし…当たり前、あとは基礎から室内での水蒸気の分布の話ですよね。
基礎に湿気が多い~とかの話ではなかった。
最もケアせねばならないのは、温度です!!
基礎の温度と室温を近づけなければならない!
飽和水蒸気量を近づけなければならない!
さもなければ結露します。
おそらくこれが正解な。