いなかねこ、アラフィフ夫婦。
田舎で家を建てて田舎暮らし準備中の話です。
ススキの刈り取り
実は、家を建てた敷地に対し、すこし段差を降りたところに第二エリアとなる土地がありまして、最近そちらをいなかねこ妻は「すすきの」と呼んでますが、夫は「すすきのはら」と呼び変えております。
さてススキ野原ですが、名の通り、すすきが群生しているエリアです。前回紹介したタラの木もススキエリアにありまして、他にも笹や、どんぐりの木が生えているのですが、ざっと平面的にはススキ野原です。
土地を購入した時は、笹が多めだった気がします。秋にはセイタカアワダチソウも生えていたりして、まだそこまでススキだらけでなかったのですが、いつのまにか、ススキ野原になっていました。
秋になると遠目にキレイでお気に入りでしたが、さすがに隣家に迫っており、刈り入れないといけないかもなと思っていたのです。
昨年秋、何気に少し刈ってみたのですが、覆い立ちはだかるススキを前に数m四方も刈り取らずに挫折。
加え隣家の方からは、「はなが咲く前に刈りとらんと~」と言われたので、次の春夏を待つことにしてたのでした。
そして今夏、しぶしぶ重い腰を上げて、梅雨明けから刈り取るという酷暑のハードワークを決行することにしました。
このころにはもう背丈は2m級まで生長。
いなかねこ夫の背丈を越えていました…
妻は観察と体調フォローに徹して、刈り取り作業をやりましたよ。
この秋もススキを拝みたいと思い、記念に一部を残しています。強欲ないなかねこ妻です。
ススキ草原は草原の最終段階
ススキの群生について調べてみました。
ススキ草原は植物繊維の観点から見れば、草原の最終段階にあたり、ススキ草原を放置すれば、次に樹木が育つ森ができるそうです。
ヒトが介入すれば、話は別です。樹木の侵入を防ぐため、刈り取りと火入れをすれば、ススキ草原はススキ草原のまま維持できるので、目的のため、草原に焼き入れをする取り組みもあります。たとえば箱根仙石原のススキ草原の野焼きがあります。
いなかねこの土地、第二エリアは、すでに三分の一程度をどんぐりの木に支配されています。
以前の土地の持ち主は定期的に刈り取りをしていたようなので、頻度かタイミングが悪いか、刈り取りでは取りこぼすのか、一部の樹木の侵入は防げなかったのでしょう。
そして、いなかねこの土地になって2年ほど刈り取りしていなかったので、ススキが群生し、最終決戦ススキVS樹木の天下分け目の戦いとなってしまってるようです。
勝ち残るのは樹木なんでしょう。
未来の森の姿も良いですが、せっかくなので、いなかねこはもう少し、土地活用を考えていきたいです。
ススキを刈りながら、土地のヒトとしての介入をどうしようか考え中です。
ススキは茅葺のかや
ところで茅葺き屋根の家ってイイネと思いますよね。
素朴で、フォルムがふわりしていて、懐かしのザ田舎のお家。日本昔ばなしで出てくる民の家(日本昔ばなしも、もう古いテレビ番組なんでわからないでしょうが…)。
ススキって茅葺き屋根の材料にもなるらしいです。茅場といって、かやの為の場所があったりしたとか。それが、先に触れた野焼きによって維持されていたという話。
かやを取るためにススキ野原を維持しなければならない!そのために野焼きをする!なんてサステナブルな!美しい…
ここの第二エリアのススキも使えるんでない?
と思ったのですが、屋根材のススキにも色々グレードがありそうなので、簡単にはできそうにないです。
でもまた詳しく調べて見たい…ススキを何かに…そんな欲を胸にしまって、
いつか茅葺きの屋根の小屋を建てたいな~とか、
でも建築許可が下りないらしいよ~とか、
妄想は拡散しますが、ネットで調べて、現実に戻りの繰り返しをして、この夏も終わります。