こんにちは。
いなかねこ、アラフィフ夫婦の田舎暮らし準備記です。
今日は秋の夜に思ったこと…ぶつくさ、つぶやきます。
田舎暮らしについて、よく言われるのが、スローライフ、生活コストが安くなる、といった心地の良いフレーズ…
実は幻想でないかと物申したいです。
いなかねこは、田舎歴も初心者レベルで、偉そうに語れませんが、今思うことあり。
■田舎暮らしはスローライフでない
スピードや効率を重視した現代社会とは対照的に、ゆったりと、マイペースで人生を楽しもうというライフスタイル、それがスローライフらしいです。
田舎といえば、職業が農業と浮かぶ人も多いはず…だとすれば、果たしてゆったりとマイペースに仕事ができるのでしょうか。ご近所の畑では土日も作業している方がいるし、朝は早い…求人を見ても酪農はシフトで土日勤務が必須。
植物や動物が相手ならば、天候や感染症などで不測の事態がいつ起きてもおかしくない…マイペースでのんびりいられる世界でないのは今更語らずともです。
農業の機械化と効率化は、人材不足の中、必須課題であり、スローなどど言ってたら、食べていけませんよ。
では、農業でなく、田舎で会社員や役所勤務に就くとして、ゆったり、マイペースにできるのですかね?田舎も町と変わらなくないですか。
場所によりけりでしょうが、少なくとも時間制で拘束されるのは間違いないから、これがマイペースにとはいかないでしょう。
ともすれば、
スローライフであるには、仕事をしていない、ということが要件になってしまいます。
いなかねこ夫婦の週末は、庭作業に忙しいです。ただ、雨天は休み、身体が動かない時も休んでいます。
植木のため、重機を使わず、ツルハシとスコップで穴を掘っています。石ころ拾いに、笹の根取り…地味な作業を頑張ってます。
けれど外構工事としてみれば、遅々として進んでいません。
スピード感もないし、効率的でもないから、これこそスローなスタイルと呼んでいいでしょう。
それに週末は仕事してませんから。
一応、週末庭仕事はスローライフってことですね。
■田舎暮らしの生活コストは頑張って抑えられる
田舎暮らし、すなわち田舎に移住すると、もれなく生活コストが安くなることはありません、と言いたいです。
車で5分のところに地元スーパーがありますが、「高いぃ高いっ」って口ずさみながら買い物しています。平日過ごしている町にはディスカウントスーパーも近所にあるし、つい比べてしまうんですよね。
最近は一部の生鮮食品を除いて、町で買い出ししてクーラーボックスに詰め込んで運んでいます。
考えてみればわかりますが、物資の運搬って費用が掛かりますよね。田舎で物流拠点から遠ければ高くなるのは必然でしょう。
それにね、競争って力が働かない。町には徒歩10分以内で3件のスーパーがあるんです。コンビニも同等件あり、価格競争があります。
地元スーパー1店舗だと、そこが住民の頼みの綱のわけで、店があぐらかいてたって仕方ないです。
田舎の地元スーパーは利用せず、直売所や道の駅などの地元産のものを買いにいくと、少し安くなるので、もっぱら利用してコストを抑えると良いでしょう。
いなかねこ、まだこのような賢い選択はできていません。
さらに、おすそ分けをもらうという手もあります。これも田舎あるあるの話。よく畑で取れた野菜をくれるって聞くんですが、いなかねこの場合、まだ未経験です。
週末暮らしだからか、分譲地と古い集落の境界に住んでいるからでしょうかね…
畑の野菜をもらうことはまだありません。
近所の人が畑で取れた野菜をくれるのは当たり前でないです。
これはお付き合いなのですから。門戸を開き顔を広めるか、こちらから良い雰囲気を醸し出さないといけないでしょう。
いなかねこの場合、今のところ、隣家の方含め、ほとんど付き合いありません。
高齢化で畑をやめる方もいます。
現に隣家は、家庭菜園を昨年でやめたようです。グーグルアースで確認済みです。
やはり野菜を自分で作ることが良いです。うまくやれば、野菜単価を抑えられるでしょう。
いなかねこは、荒れた土地を手に入れ開拓中です。いずれは、野菜を賄えるはずです。
光熱費についてです。平日4~5日は町、休日2~3日を田舎で過ごしているいなかねこ夫婦の場合、水道代の基本料金は田舎が700円ほど高く、ずーっと水道代は田舎の方が高いです。ガス電気でいっても、同等か田舎の方が高いです。もちろん、家の作り、設備、気候など条件が揃ってないので、簡単に比べられませんが…
プロパンガス?もちろん都市ガスに比べ高いですよ。
いなかねこは、オール電化です。ソーラーパネルなかんかつけちゃったら、お得になったかも知れませんね、いなかねこは屋根にパネルがあるのが嫌でやめました。
冬の暖房は、薪を燃やすのがベストかも知れません。薪をタダで調達できるなら、です。
いなかねこ、まだ薪のツテはありません。でも薪ストーブ、憧れています。
すこし良い衣料品を買いたいなら、車で1時間かかって買いに行かなければなりません。今は、平日過ごす町で買ってるので、わざわざ田舎を拠点に買い出しは行きませんが、車で1時間かけて衣料品を買うとなると、ガソリン代も掛かってくるし、場合によって高速代もいるかも知れません。
ガソリン代は田舎と町でそんなに差がないように感じます。いなかねこの場合、特殊な事情で、町の契約ガソリンスタンドで給油しますから、セルフサービスのスタンドと同等以下のガソリン単価です。そうなると、田舎の方が高いということになりますね。
住む場所はね、そもそもできれば、暑くなく、暖かい地域に住む、
それがローエネ、ローコストです。
そんな場所を選ぶことができなければ、エネルギーは使いますよ。
安直に古い家に住むと、後悔するかも知れません。寒さ暑さに光熱費がかさみますよ。さらに古い家の断熱と気密修繕に費用がかかります。
何度も書いていますが、寒さに弱いいなかねこは、古民家諦めました。
エネルギー使用量を抑えられる、高気密高断熱住宅は一つの解です。太陽光と窓のあり方を考えたパッシブデザインが取り入れられるとさらに良いと思います。
いなかねこ、パッシブデザインは、上手く取り入れられなくて、きちんと考え抜けばよかったところです。
土地が広く、本来間取りの自由度は高いはずですがね。
田舎は土地代が安いから、住居費は安くなるんで(建築費は安くないですよ)、庭つきにして家庭菜園するか、近くで畑を借りても良いかも知れません。
いなかねこは、家庭菜園目指して畑の開拓を頑張るわけですよ。
■人付き合い
いなかねこの家、庭はオープンだけど、玄関はクローズです。
たまにオープンな庭を踏みしめて、訪ねてくる方いますけど、集落の厄介者だったりするんですよ。
玄関はクローズです。開け放しませんよ。
玄関先応対が基本です。
道路側に掃き出し窓もないから、ますますクローズな家の印象を与えてますよ、きっと。
でも、いなかねこにとっては、結局、クローズなのは快適解でした。
人との交流を楽しむか楽しまないか、人それぞれ。どっちでも選択できるならよろしい。
心の奥で、近所の人と仲良くなって、野菜や薪を頂けたらありがたいと思ってますけど…図々しいんでしょうね。
ギブアンドテイクをいわれたら、いなかねこが提供できるのは労働力だけですからね、スローライフがビジーになりませんか、それも微妙なわけです。
■田舎暮らしの収入はアテにしない
収入の面でいうと、田舎の家賃相場って低いです。時間単価で働く人は都心と比べ低いです。
ただ、田舎って農業でお屋敷を建てる人も多いようで、事業を興せば、収入アップできるかも知れません。
いなかねこの場合は、田舎暮らしに備えます。
町で働いて貯めるんです。
■結局のところ田舎暮らしは…
仕事をせずに、
家庭菜園しながら、
…
気ままに好きなことをして過ごす
つまりは引退後の生活と同じ意味…
本当にこの見解でいい?
なんか思考が偏ってしまったかも…
所詮アラフィフの思考だから。
何度も起きてしまう夜だから、
かな。