いつでも田舎暮らし準備中

田舎に家を建てて移住したい

税務課いらっしゃい〜心構えと準備

いなかねこ、アラフィフ夫婦の田舎暮らし準備。

この春、田舎に家を建てました。

 

さて、新居の引き渡しから半年が過ぎ、秋になりました。

そろそろか、と思ってましたら、来ました。

役所の税務課からの訪問のお知らせ。

 

いよいよだな。

 

家を建てたり、リフォームしたりすると、建築許可申請を出したり、建築確認したり、登記したりしますよね。それ、税務課もしっかりと確認しています。

そして大概、来年の課税を狙って、秋にお越しになるのですよ。たぶん。

 

予想通りでした。

 

期待としては、建てて直ぐの訪問でしたが、やはり秋でした。

 

我が家の床面積は35坪のごく普通の面積。

でも土地が広め。

家を建てたときに、800坪の土地を原野から宅地に登記しています。

 

■固定資産税に不安

住宅ローンを組む話になったころ、固定資産税について調べていました。

田舎だから安いだろうと安直に思っていたいなかねこ夫でしたが、妻の調査結果は、思っていたより高いというものでした。

countrylifecat.hatenablog.com

■固定資産税のおさらい

税務課が来るので頭の整理でおさらいします。

 

登記が原野の時は、土地の課税評価額が全体で20万円なく、課税対象外でした。

 

土地が宅地になった場合、近隣の路線価が参考になり、1坪3万円程度の様で、800坪なら単純に評価額は2400万円となります。

 

住宅用の土地には特例措置というのがあり、課税評価額が抑えられています。

専用住宅の敷地として利用されるのであれば、その建物の床面積の10倍までが対象の範囲です。いなかねこの土地ならば、35×10倍=350坪が上限です。

 

どのくらい割引されるのかといえば、小規模住宅用地として、最大200平方メートル(約60坪)までが6分の1の課税評価額となり、かなりのお値引きです。200平方メートル(約60坪)を越えた場合、一般住宅用地として3分の1の課税評価額となります。

 

となれば、いなかねこの場合、800坪の土地のうち、60坪までが6分の1の課税評価となり、60坪×3万円÷6=30万円。のこり、740坪はのうち、350-60=290坪は3分の1ですので、290坪×3万円÷3=290万円。あと残りの450坪は、特例措置がなく、そのままの450坪×3万円=1350万円。

 

これを足すと、1670万円です。2400万円から1670万円まで評価額が低くなりました。

 

この地域の固定資産税率は1.5%なので1670×1.5%で25万円です。

 

これが土地だけの固定資産税の見積もり…

さらに、建物の税が乗ってくるんです。

 

少しでも減らしたいでないですか。

 

しか〜し、そもそも登記の宅地と、税務上の宅地は異なっており、税務上は現況を優先するんです。

 

よって、現況を認識してもらうことが大切なのです。

 

いなかねこの土地は、ほぼ原野なんですから、もっと少なくできるはず。

 

■いざ、税務課来訪に備える

資料を以て制すべき。

口下手のいなかねこ夫婦は、脳内シュミレーションと資料の準備が大切かもしれません。

 

土地の境界確定の際に、固定資産税評価範囲を明瞭化するため、宅地の分筆もしようかという話になっていまして、図面上の分筆線引きまで終わっておりました。

 

しかし、現況主義という税務上の扱いもあることから、税務課との交渉が先と、登記の分筆は保留しています。

 

そう、この時の図面資料を準備しておくことにしたのです。

 

■税務課が来た

さて、家を見にやっていた税務課職員。

まずは一通り家の外観を見て、写真を撮ったりしたところで、家に入る前、玄関先で

いなかねこ妻は話を切り出しました。

 

土地の件ですが…見られましたか?

 

…〇〇△△…

 

職員「われわれもすべてが宅地利用とは思っていませんから…

たとえば植木とか植えていればあれば庭です」と応えてくれました。

いなかねこ「これらの木は自生してたのです!」

 

大丈夫かな?

 

来訪の職員は、家屋担当のようで、土地担当は別にいるようですが、土地の様子を見るようお願いはされていたようで、資料をお持ち帰り頂きました。

また見に来るかも…ということでした。

 

さておき、この日の税務課職員の主な目的は家屋にありましたから、玄関や、天井高を測量したり、床暖しているのかとか、浴室暖房がないとか、追い炊き機能があるとか、壁の材質、床の材質、外壁…を確認していました。クローゼットも全部開けなければならなかったし、もっと荷物がない時期に来てほしいなと思いましたがね。

 

結局どういう評価になるのか、

来年の納付書が届くのを良く寝て待ちましょう。